新居に引っ越す際に、まだ買って間もない使えるエアコンがある時、移設するか買い替えた方が良いのか迷いますよね。
一度設置したエアコンの移設って思った以上にリスクがあります。
トータルで考えると買い替えてしまった方が良い場合が多いです。
我が家では設置後5年以内のエアコンを移設して1年以内に買い替えることになり結果的に出費が増えました。
私のようにまだ使えるのにもったいないと、目先の費用だけで判断すると余計に出費することになるかもしれません。
なので、私は基本的に買い替えた方が良いと思っています。
この記事を読むとわかること
- 移設・買い替えの判断基準
- 移設のメリット、デメリット
- エアコン移設費用
移設ではなく買い替えた方がいい基準
以下の場合は、買い替えた方が良いです。
- 部屋の大きさが変わる場合
- 古いエアコン(7年以上経過している)
- 安いエアコン(買った時の金額がおおよそ4~5万くらい)
部屋の大きさが変わる場合
先日、記事にもしましたがエアコンの性能は畳数の目安ではなく、能力に注目してください。
移設するエアコンの能力が優れすぎている場合や劣っている場合は、冷えすぎたり暖かくなりすぎたり、もしくは全く効かなかったりするので確認が必要です。
移設した後に、再度購入しなおすなんて余計に出費することになりますからね。
古いエアコン(7年以上経過している)
一般的にエアコンは10年~15年が寿命と言われています。
しかし、メーカーで修理のための部品を保管しておくのは10年くらいとなっていますので実質10年くらいが一つの目安となります。
機械なのでいつまで使えるかは運次第ということもありますが、特に動かさずに使用していれば10年以上は持ちます。
我が家では20年くらいの長寿エアコンがいました。
20年ももつと愛着が湧いちゃいますよね。
エアコンは一度設置した後に動かすと、移設のことは考えられていないため寿命は少なからず縮まります。
移設してどのくらい使えるかは個体差にもよりますが運次第ですが、運が良ければ移設して数年は使えるかもしれません。
家電量販店の店員の方は、移設する度に寿命が半分になると言っていました。
最大の15年の寿命だとすると半分で約7・8年になるので移設する目安は7年くらいがギリギリかなと。(7年ものを、移設したら良くて2~3年くらいでしょうか)
そう考えると新品に買い替えた方がやっぱり良いかなと思いますね。
年数が経過していると故障率も上がってきますし。
また、最近のエアコンは、省エネなので10年近く経っていると絶対買い替えた方が性能もアップしますしランニングコストの面からもお得になります。
安いエアコン(買った時の金額がおおよそ4~5万くらい)
買った時に十数万や何十万としたエアコンでそこまで年数が経っていない場合は、移設した方が良いです。
安いエアコンであれば、移設費用に1・2万プラスしたくらいで新しい安いエアコンに買い替え出来てしまいます。
故障するリスクを負ってまで安いエアコンを新居に移設するメリットはあまりないかと思います。
エアコンは移設よりも買い替えた方が良い
エアコンの移設のメリット・デメリットをあげるとしたら下記のようになります。
- 買い替えより費用が安く済む
- 使い慣れたエアコンを使い続けることができる
- エアコンの状態によっては部品交換や配管の交換が発生
- 年数が経っているものほど故障リスクが高い
- 新しいエアコンの方が電気代を抑えられる場合がある
- 部屋のサイズが変わると冷えすぎたり暖かくなりすぎたりする
メリットは2つあり、1つめはなんといっても新しいエアコンに買い替えるより安く済みます。
しかし、本体を買わない分費用は安く済みますが、故障するリスクや新しいエアコンの電気代を考えるとトータルコストでは買い替えた方が安く済むという場合があります。
例えば、古いエアコンと新しいエアコンで年間1万円の電気代が出ていた場合、10年使うとすると10万円の差が出てきます。
2つめのメリットは、使い慣れたエアコンを引き続き使うことが出来ることです。
昔のエアコンの形が好きとか思い出の品、年季の入ったものが良いという場合などを除いて他にメリットはないと思います。
移設となると、エアコンの状態によっては部品交換が必要になったりするので買い替えるよりも高くつく可能性があります。
設置してから年数が経っているほど移設した後に故障するリスクが高くなり、交換する部品等も在庫が無くなっている可能性もあります。
上記のことから、移設するメリットは少なくデメリットの方が多いです。トータルのコストから考えても買い替えてしまった方が良いと言えます。
移設にかかる費用
移設にかかる費用については、どこに頼むかによって変わりますが、おおよそ15,000円~25,000円くらいが相場です。
内訳として「取り外し:5,000円~」「取り付け:10,000円~20,000円」となります。
上記の金額に加えて、追加の費用で下記の内容がかかってくる可能性があります。
- 配管の交換や延長費用(1mあたり2,000円~)
- 配管の化粧カバー費用
- 電圧変更(コンセントの交換)費用
- 冷房ガスの補充
- 室外機の設置費用(ベランダなどがなぐ壁に設置する場合などに高所作業費用)
追加費用が加算され気づいたら移設費用が5~6万になっている可能性もあります。
そこまでの金額になっていたら、新しい安いエアコンを購入出来ちゃいます。
家電量販店で購入したりジャパネットを使えば、取付工事は無料になることがあるので。
エアコンの性能比較
環境省のサイトで新旧のエアコンなどの電化製品の省エネ性能を比較できるページがあります。
その名も「しんきゅうさん」!
現在使っている電化製品と新しい電化製品の情報を入力するだけでどれだけ消費電力が減るかなどを比較することが出来ます。
実際にはどのくらい電気代が下がるんだろうというのを調べたい場合に使用してみてください。
まとめ
エアコンを移設する場合には、目先の金額だけでなく故障のリスクやランニングコストも含めた数年後の費用も含めて検討するべきだと思います。
ランニングコストも含めた金額で初めて、移設によるコストメリットがわかってくると思います。
実際エアコンの移設はメリットよりもデメリットの方が多く、買い替えをしてしまった方がいつ壊れるかの心配が少なく安心して生活できると思います。
私のように、移設して1年未満に壊れた場合、取り付け費用が無駄になります。
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