引き渡し後に2日がかりで設定しました。
一条工務店の家では、事前情報画で無線LANが届きにくいと聞いていましたので、我が家では2台分アクセスポイントを設置することにしました。
自分で設定してたのですが、なかなかうまくいかず何度1階と2階を往復したことか…。
多少の知識はあると自負していましたが、こんなに苦労するとは思いませんでした。
なぜ、電波が飛びにくいのか
ご存知の通り一条工務店では全館床暖房となっています。
工事現場見学や、自分の家の作業途中で見たことがある人もいると思いますが、
このように部屋一面にびっちり銀のパネルが敷き詰められています。
この銀のパネルが悪さをするわけです。
3つの対策案
- 1階と2階を有線でつないで2箇所にアクセスポイントを設置
- 1階と2階との間に中継器を設置
- 1階と2階をカバーできる場所にハイパワーの無線LANのアクセスポイントを設置
1階と2階を有線でつないで2箇所にアクセスポイントを設置
私も採用した方法ですが、やはり1階の無線LANアクセスポイントと、2階を有線で繋ぎつないだ先での無線LANのアクセスポイントの2箇所に設置した方が良いと考えています。
家の大きさにもよりますが、最近出ている一般的な無線LANルーター(ハイパワーなどではない)でも、普通の家であれば1台で家中をカバーできるわけですから、一条の家であれば2つ設置すれば十分です。
といっても、私はほとんどの部屋を有線で接続できるように各部屋に有線LANポートがありますが次の記事での理由より後悔していることを書いています。
10年間隔くらいで回線速度も上がっていきますし、無線の技術の進化もすごい早いです。
ですので、有線全部屋は不要だったなと・・・。
1階と2階との間に中継器を設置
無線LANルーターからの電波を中継するために中継器を設置します。
こちらで1階と2階をカバーできますが、どのくらいの電波になるかわかないので何台か設置しなくてはいけないかもしれません。
また、中継器*遅延分が発生するので少し通信が遅くなるかもしれません。
1階と2階をカバーできる場所にハイパワー無線LANのアクセスポイントを設置
1階と2階をカバーできる場所にアクセスポイントの設置場所は必然的に家の中心になってきますね。
1箇所だけにハイパワーの無線LANアクセスポイントを設置すれば届くかもしれないので設置の手間は一つで事足ります。
ただ、家の中心でも先ほど電波が届きにくい理由として床暖房のパネルという理由があるので届かなった場合のことを考えると賭けですね。
ただし、一条の有線LANは「カテゴリ5e」
契約時に設計士さんから一条工務店での標準の優先LANは「カテゴリ5e」となりますと言われました。
カテゴリを変更できないかと一応確認したんですが、追加料金を払えば「カテゴリ6」に出来ると言われました。
LANケーブルの規格を調べてまとめました。
有線LANにも規格があり、選択を間違えると速度低下の原因となります。
速度低下すると、満足に動画が見れなかったりWEBページの表示が遅くなったりします。
追加料金を払っても性能があまりかわらないので我が家では「カテゴリ5e」のままにしました。
自宅で高速インターネット「NURO光」などを契約して使用する場合、この「カテゴリ5e」や「カテゴリ6」では性能を発揮できません。
NURO光新規申込みキャンペーン実施中!我が家で契約しているのはGMOとくとくBBのドコモ光 ですが、こちらであれば「カテゴリ5e」でも十分速度を発揮できます。。
しかも、契約している間無線LANルーターが三種類ある中から自分で好きなメーカーを選んで無料で貸してもらえます。
我が家での設置例
1階の玄関脇に情報ボックスがあるのでここに無線LANルーターが設置してあります。
2階ではほぼ家の真ん中の上記の位置に無線LANルーターを設置しています。
この設置方法で家中どこにいても快適にWifiに繋ぐことが出来ます。
階を移るとアクセスポイントを切り替える必要はありますが・・・。
また、設置中に疑問に思ったのがPCとスマホでは電波の受信に差が出ます。(送受信性能が違うから当たり前?)
Wifiの規格は、どちらも一緒のIEEE802.11acなのにPCでは2階のどこにいても1階の電波をMAXで拾えるのに対し、スマホの場合は設置場所の真上でしかMAXになりません。
スマホは部屋をひとつ移るごとに電波強度がガクッと下がりました。
なのでハイパワーの無線LANルーターを買えばもしかしたら一条の家のどこにいても電波を拾えるかもしれません。
速度重視なら空配管を依頼する
一条標準の情報コンセントを依頼すれば、LANケーブルの配管を行ってもらます。
しかし、それでは先ほど説明した「カテゴリ5e」か「カテゴリ6」になります。
そのため、もしNUROなど高速インターネット(10Gbps以上)を使用するとなると別途LANケーブルを通す必要があります。
工事費用を調べてみましたが、
1階から2階への有線LANの工事費用
【配管がある場合】
ケーブル1本分:作業人1名・ケーブル(Cat6)20m使用・両端部モジュラージャック成端 = 40,200円
【配管がない場合】
ケーブル1本分:高所作業のため作業人2名・屋外線ケーブル(Cat6)30m使用・両端部をプラグ成端 = 81,200円
配線レスキューより
結構するんですね。しかも、ここに書いてある金額よりも大抵オーバーするみたいです。
配管があるかないかで倍近く違ってきますが、一条では空配管(約7000円くらい?)はしてもらえるので空配管だけしてもらって後でLANケーブルを通すというのでもよさそうですね。
他の方のブログ等見てみましたが、自分で空配管にLANケーブルを通すのって結構大変みたいなのでプロの業者にお金払ってやってもらった方良いみたいですよ。
まとめ
NURO光などの高速インターネットを使用しないのであれば、1階と2階にそれぞれ無線LANポイントを設置することをお勧めします。
無線ルーターには、大抵ルーターモードとAPモード(アクセスポイント)がついています。
親機の方はルーターモードにし、子機で使うものをAPモードにしてつなげば接続できます。
2台ルーターを用意して設置すると思いますが、新旧と型が違う場合は親機の方に設置するルーターを最新のものにしましょう。
新しいルーターの方が、同時接続台数が増えていたり最大速度が速かったりするので。
高速インターネットを使用したい場合は、空配管を依頼して後で配線工事の業者に依頼がベストだと思います。
何度も言っちゃいますが、配管の有無で倍近く違うとは・・・。
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